成長の明暗を分ける特徴は、孤独を取るか、群れを取るかにある。
成長する人は、孤独を楽しんで唯一の存在になり、
成長しない人は、ついつい群れてしまってその他大勢に薄まっていくためだ。
孤独を楽しむ人は、本能に反して淡々と思索にふけり、かえって人から好かれてしまったりと、余計なことをしなくなる。
要は自分の価値が最大化していくのだ。
ついつい群れてしまう人は、本能丸出しでついビビってしまい、かえってどうでもいい人と関わってしまったりと、余計なことをして薄まる。
要は自分の価値がゼロかマイナスになっていくのだ。
そうやって、ソロプレイができるか否かで、ジワジワと差が開いていくのだ。
ビジネスを運営する場合、あけすけに言えば、
1人または2人(1対1で上下関係があるケースのみ)までが、本音で物事を進められるMAXの人数だ。
1人は孤独であり、2人で上下関係や役割があるケースも(実力と敬意の発揮次第で)孤独を維持できる。
この場合、関わった相手と本音をぶつけ合い、お互いを徹底してえこひいきすることに集中できる。
実力差も、敬意があれば関係なく、そのためにこそ1人か2人で過ごせば、本音で成長していくのだ。
これと対照的に、2人を超えたらその時点で群れである。
何かにつけて飲み会や対面でウジャウジャしたがる「仲良し3人組」的なケースは、まず成長しない。
というのも3人以上でウジャウジャしている間に、自分の頭で考えることができなくなり、一人で学んだり挑戦する時間をついうっかり軽視するためだ。
そうなると、成長に一番大事なえこひいきが出てこなくなるか、薄まってしまう。
あるいは人数が3人以上になった時点で、多数決や3すくみが生じて薄まってしまい、ほぼ例外なくどこかで素直に動けなくなる時が来る。
ひどい場合は、3〜4人の中で1人だけが実力が低いゆえに、間接的か直接的かを問わず、その人だけ軽んじられることさえもある。
メンバーのうち、AさんはBさんに対しては無償で協力するにも関わらず、Cさんに対しては「なんでオレがそんなことやらないといけないのさ」と断る状況がこれだ。
そうなると、えこひいきが原因でギクシャクし、複数で集まっていることが仇となり、実力が「1+1+1<3」に下がってしまうのが人間のサガだ。
頭がいいはずの背景を持っていても、人数が増えて薄まってしまうと、この状況はあっさり起こる。
現実解。
3人以上で行動して薄まるのは、退屈だ。
私は1対1がMAXとして平生から行動しているが、
そうしたほうが断然面白くなるのと、
実力差があってもえこひいきして許し合えるためだ。
追記。
また、本能に反しながらも思索と敬意で動けるというのが、1対1はゾクゾクしてたまらなく面白い。
諦めなければ成長を重ねられるのが、爽快なポイントだ。
boxcox.net、遠藤武。