知性と経歴を掛け算すると、嘘をつけないのだ。
この2つは、自作自演やグレーゾーンが効かない。
その事実に改めて気付かされる一年でした。
知性と経歴は、スマホやパソコンのアプリやSaaSと同じで、
終わりのないアップデートを経ることになる。
始まりはいつも自作自演でよいけれど、
やがて誰も見たことのない異次元にたどり着くとき、
自作自演やグレーゾーンが効かなくなるのである。
要は、独自の世界が広がるということだ。
集客を自作自演することができても、
プロがクライアントに満足してもらうことは自作自演できない実力の世界だ。
医師の集患は自分で作りだせても、治療や研究の成果は自作自演できない実力の世界だ。
プロじゃないなら一発で切られるからだ。
だって実力が全てだもの。
ステマや炎上芸やグレーゾーンがバレて嫌われるようになったのは、
「プロじゃない実力不足さんでも、グレーゾーンを突いて威嚇すれば、勝ったフリを自作自演できちゃうよね」
「そんなことをせず、もっとあなたの土俵と実力丸出しの独自の世界を見せてよ」
という期待感の表れなのである。
グレーゾーン売りが古臭いステマ手法と見抜かれる事実を強調したいのではない。
実力がないと門前払いされてしまう世界がある事実を殊更強調したいのではない。
単に、もっと楽しませろということなのだ。
知性と経歴について、本当に実力があれば、
異分野含め、自分より圧倒的に格上の複数の異次元空間を一次情報として知っている。
もちろん、自分が会うことができる人など限られるから、
一次情報を知った上で、読書体験を重ねているのである。
読書は知的好奇心の基本中の基本だと、何べん繰り返しても繰り返しすぎることはない。
「『1万冊本を読みました』というだけ」だと、グレーゾーンを自作自演できてしまい厳しいが、
「1万冊本を読んで、その上で知性と経歴で異次元空間を作りました」という世界観が大事なのである。
現実解。
相応の知性と経歴を掛け算すれば、普通では会えない人と会っていたり、
自作自演だけでは成り立たない自分の専門分野が色濃く組み上がる。
これは「誰も見たことのない人」になった者どうしの、
強い者が最強になるという、命のやり取りなんだよね。
「実力のない側の人お断り」「自作自演お断り」という世界で、
執筆する側になったり講演に呼ばれるようになったりしていれば、一発でわかります。
前倒しで実力を発揮し、来年も面白い一年にしていきましょう。
boxcox.net、遠藤武。