本音がマッチしない人とは、関わるのをやめる。

daily11 スモール分析。

「周りから見下されたり舐められてしまいます…」

「どうでもいい腐れ縁ばかりが残り、悪くはないけど良くもないです…」

この2つの悩みは全く異なるように見えるが、本質は同じである。

いずれも、関わる相手と本音がマッチせず、中途半端な関係なのである。

 

見下されたり舐められたりするのは、あなたの本音が甘く、中途半端にしか相手に伝わらないだけだ。

悪くはないけど良くもないのは、あなたの本音が甘く、中途半端なぬるま湯に浸かっているためだ。

誤解しないでほしいが、あなたの本音が中途半端だから悪いのではない。

あなたに本音があれば、当事者意識が生まれ、その場でいくらでも変われるはずだ。

実力は、本音からしか育たない。

その一方で、あなたの当事者意識を根拠に、中途半端に甘んじる他人を変えることはできない。

人間関係に悩みが出てくるというのは、あなたに成長意欲があることの表れだ。

これは広く言えば、周りと価値観が合わないだけであり、どちらが良いか悪いかという話ではない。

中途半端な人とあなたとでは、住むべき場所が根本的に異なるのだ。

 

本音を軸に自分が変わることは、自分に当事者意識や主体性があれば、チャンスがある。

変わる気のある自分にとっては極楽である。

本音のない他人を変えることは、自分の当事者意識と主体性と無関係であり、チャンスはゼロである。

変わる気のない他人にとっては拷問に等しい。

これには例外がない。

そもそも大多数の人は、当事者意識や主体性を持っているとは限らない。

なんとなく既存の集まりに入会して、なんとなくSNSで群れる人が大多数だ。

世の中には既成の仕組みが多くあり、何の疑いもなく既成品に乗っかって、ぬるま湯に浸かっているほうがラクなのである。

それも一つの生き方であり、否定する気は毛頭ない。

私を含め、人は自分の見たいものを見るクセがある。

見たいものに不一致があるならば、無理して関わるのは酷だとわかっておくべきなのだ。

 

現実解。

この逆に、見たいものが一致している人との関係は、すこぶる良好になる。

成長するには、あなたと他人の本音をベースに、人間関係を選んで共存共栄すればよい。

ビジネスパートナーや、人生のパートナーは、価値観のマッチからしか成り立たないのである。

価値観に応じ、節目ごとに人間関係がガラリと入れ替わるいくことなど、成長する人にとっては日常茶飯事だ。

あるいはお互いの道で成長したのち、再集合することもある。

これは極めて自然なことであり、最も無理のない生き方を、局面に応じて自分にも他人にもプレゼントする立ち居振る舞いだ。

 

本音で生きていれば、別れの数だけ出会いと成長があるとわかる。

それだけで、昨日よりも去年よりも、人に優しくなれる。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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