下に逃げないための方法。

daily11 スモール分析。

自分のところに寄せられる悩みや、

洞察を出すために読み漁って大量の知識や情報を見ていると、

「あちゃー、やっぱりこの人は(この組織は)下に逃げて、実力を下げてしまったか…」

という物事をよく見かける。

例外なく「この人や組織ではそもそも無理もないな」というケースであり、

「せっかくうまく行っていたのに残念」と思うことはほぼ0%だと言ってよい。

特に経営者を見ていると、

これ以上もうグレードを上げられない状態が確定したとき、

出自や実績がよくわからない自称プロを味方につけて、

堂々とトップレベルぶっているケースが多い。

実態は格式やグレードを落とすどころか、

最悪の場合は詐欺にあってしまうこともあるのだが。

少し成長したのをいいことに、

変なところで色気を出して、

かえって残念なことになっているのである。

 

この逆で、ちゃんと実力を発揮している経営者は、

「こりゃダメだな」と思った半端者とは関わらず、

「これはすごい!」と思った相手は依怙贔屓する。

少なくともその選び方に知性があるのだ。

知性をつける方法は実はシンプルで、

知性がある人の幼少期を真似すればよい。

手っ取り早い方法は、

今のあなたが中高年でもいっさい気にせず、

知性のある人が幼少期に読むような絵本や図鑑を読み漁ることだ。

あるいは、義務教育(小学校・中学校)の教科書でもよい。

それだけで知性がある人の発想や価値観の根本を、

真似するとっかかりが得られる。

絵本や図鑑や義務教育の教科書は、

その道のトッププロが書いたものであり、

改めて読み返すと数多くの発見がある。

それどころか、

何より、磨かれ読み継がれた上澄みのため、

どこかで元ネタとして用いられている。

これらが基礎として得られると、

薄っぺらい知識に触れて一発で違和感を抱く。

これが知性のあるセンスだと言い切ってよい。

 

現実解。

ちゃんと上澄みに触れよう。

それだけで土台がしっかりして、

上方向に引っ張り上げられ、

身も心も助けてくれるから。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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