「合理化!効率化!」と目を血走らせる人ほど、実は合理化も効率化もできない。
合理化や効率化のあとに、どれほど負荷が軽くなり、
どれほど快適で安全な環境が得られるかどうかへの洞察がないためだ。
合理化や効率化に、
本気で粘り強く取り組む企業ほど、
「フルリモートやフレックスは常識」
「いつどこで働いてもok」が徹底され、
レベルの高い人から好かれる。
時間を奪う無駄な会議はなくなり、
そのぶん精神的に充実していく。
要は人と環境を大事にしているのだ。
一方でねちっこい組織は、
合理化や効率化のフリばかりがうまく、
コストカットで暴利を貪っている。
知らない間に嘘で嘘を塗り固め、
最後には人離れを起こして消えていく。
あるいは残った人のレベルが低く、
仲間割れして空中分解するまでがオチだ。
要は人も環境も舐めきっているのだ。
現実解。
舐めきった発想の真逆を取れば、自ずと合理化・効率化と人間味の両方が備わる。
外資企業や、外資出身者のベンチャーが上手く行くのは、
もともと扱う金額や、発想の規模が大きいこともあるが、
何より「人を大事にする組織が生き残る」ということを、
一次情報でよくわかっているからなんだよね。
boxcox.net、遠藤武。