「経営や自分の仕事を仕組み化するコツはありますか?何かヒントがあると良いのですが……。」
これはよく出てくる質問だ。
まず逆から捉えてみよう。
電子工作やプラモデルといった「キット」は、
作り上げるためのコツがほとんど不要な形で作られている。
国家資格と無線局免許が必要な無線機や、
リアルを追及する技術が必要な模型はさておき、
ラジオの受信機やプラモデルを組みあげる場合は、
説明書の手順通りにこなせばよい。
ここから見据えると、
電子工作やプラモデルを仮想ゴールにして、
どんな人がやっても再現できるようにセットすることが、
「仕組み化」の本質だと言える。
現実解。
経営や仕事の仕組み化は、世の中に事例やケースがあり、
それらを横展開や組み合わせることで作ることができる。
結果的にオープンソースだと言って差し支えない。
追記。
プログラミングも統計言語も根本は同じ。
どこかに元ネタや答えがある。
レベルが上がれば上がるほど、
「完全ゼロイチの独自開発などそもそもなく、どこかに事例や論文があることが大多数」
「目先から事例を引っ張ってくるのではなく、異分野や異業種から引っ張ってくるケースもしばしば」
と仮説を立てておいて構わない。
boxcox.net、遠藤武。