「売れる広告やチラシが欲しい…」「売れる営業マンが欲しい…」
売れない状態に直面していて、この2つの本音が出るのは痛いほどわかる。
ただし実際のところ、広告も営業も数ある中の手段に過ぎないため、いくら工夫しても売れないものは売れないのだが。
中身を順次作り込んで喜んでもらう形で実力を切り出し、コンセプトを建て付けて、
既存顧客や協力先からのリピートと紹介の土俵を作るほうが、その場であっさり売れてしまうのだが。
もう数多くのノウハウが出回っているから言い切ってしまおう。
「これだ!」とピン!と来てもらえる実力を切り出したコンセプトは、売れる。
いくら営業や接触回数を増やしても、いくら情熱があっても、実力を切り出したコンセプトがないものは、売れない。
いくらビジネスオーディオを聞こうと、ダイレクトレスポンスマーケティングを仕掛けようと、ありがとうの回数を増やそうと、
それらはすべて手段だ。
同様に、いくらハガキを書こうと、何をTTP(徹底的にパクる)しようと、情報商材を使おうと、接触回数を増やそうと、優秀な営業マンやマーケッターがいようと、
それらは全て手段だ。
実力がある上で、かつコンセプトとして切り出すことなしには、売れないのである。
手段でしかないゆえに、
売れる広告やチラシというものは、厳密には存在しない。
売れる営業マンというものは、厳密には存在しない。
仮に手段強化で売れても、実際の商品に中身が無ければ不興を買ってしまい、
かえって悪評が増えて、よけいに売れない状態に陥ってしまうまでがオチだ。
現実解。
コンセプトが「欲しい!」となるから売れるのである。
中身で「助かった!」と期待を1%でも上回るからリピートや紹介が出るのである。
まずは大好きな得意技を駆使して、コンセプトを切り出し、お客様に成功してもらおう。
追記。
仮に広告や営業マンのおかげで売れたとしても、それはコンセプトをそのまま手渡ししただけだ。
いいコンセプトの商品は、コンセプトだけでそのまま売れてしまう。
特に数多く見かける大手企業のコンセプトには「ついで買い創出」「大規模化による安値」という要素も含まれるので、独立する際についうっかり惑わされないようにしておこう。
boxcox.net、遠藤武。