「TTP(徹底的にパクる)のコツはどこにありますか?」
TTPしたことを忘れるくらい、模範解答や元ネタを徹底的に自分のモノにすることだ。
模範解答は、その模範解答の出所を忘れるくらいまで使い倒すことがコツである。
そうではないなら、模範解答を探すだけで満足してしまい、ノウハウコレクターとして落ちぶれてしまう。
これはちょうど、howでしかない受験参考書を揃えて終わってしまったり、
予備校の授業や模試ばかりに詳しいだけの人と同じだ。
うだつの上がらない人は、ついうっかり、
howばっかりを追いかけてしまい、実は頭が固く、行動していないのだ。
ちょうど、ラーメンを注文してお金を払っていながら、
ラーメン店でニオイだけを堪能して帰ってしまうような、
よくわからない半端なことをやらかしているのである。
そうではなく、自分の血肉にして初めて模範解答が役立つ。
TTPの元ネタはそれこそ腐るほどあり、
自分よりレベルの高い人の発想や思考など、
そもそも世の中に溢れているし、共通している。
その中から自分にフィットしたご贔屓を活用しつつ、
それと似た内容も乱読すればいいのである。
乱読してそれら複数の共通点が自ずと浮き彫りになり、
上手くいく人に共通する思考がインストールできたら、
自分で使えるようにボケ倒すと良い。
「きっとあの人ならああ言うだろうな」
ということを想像し、
モノマネ芸人のごとくすっとぼけるのだ。
そうやって「徹底的にパーツにしてしまう」くらいで、
TTPはちょうどいいのだ。
現実解。
模範解答を集めて終わりで、
思いのほか「徹底的」が甘い、もったいない人が多い。
集め切ったら、思い切ってボケてみるところがスタート地点だと知っておこう。
boxcox.net、遠藤武。