なかなかポジショニングが上げられないとか、
ついうっかりイライラして嫌な思いをする人にありがちなのだが、
そういう人は、目の前のちょっとしたことを「許す側」に回れていないのである。
例えば組織にいて、
自分自身の立ち位置が上がり部下を持っていくと、
いちいち部下の言うことにショックを受けることなどなくなる。
上司は部下に動いてもらう側ゆえに、
同じ目線を持っていてはダメなのである。
ということは、
少しでも「許す側」に回らないことには、
心の休まる暇もなくなってしまう。
これは行政や公共サービスも同じで、
自分の立場や年収が上がっていくと、
世の中の不祥事などは、
出来の悪い部下が起こした程度のものだと思えるようになる。
納税して社会貢献するのであれば、年収が上がるほど、
税金の投資対効果がどれだけ機能するか見定めるのである。
それだけ世の中に貢献しているのだから、
ダメなものにはダメと言いながらも、
許すべきところは許すのだ。
そうすれば自ずとレベルが上がっていくのは、
単にデキる人というだけの人よりも、
「あの人はデキた人だ」と評される人が尊ばれることと合致する。
現実解。
ポジションが低いまま悩む人は、
ついうっかり物事はなんでも合理的・論理的に解決すると誤認している。
心情まで含めると実際は「許す」ことで成り立っていると覚えておくといい。
合理的・論理的に解決することは大事だが、
そもそもその前に本音の感情が来なくちゃ退屈。
boxcox.net、遠藤武。