「数学と統計学を学び直しています」
「30代のうちか40までに英語だけで仕事ができるようになるために学んでいます」
昨今のリスキリング熱があってか、
有名大学やその大学院を出身したと名乗る人で、
そのような自己紹介をSNSアカウントに書く人が増えている。
それだけ大学で学ぶことが実社会で役立ち、
キャリアの踏み台になるという事実が、
的確に浸透したことになる。
これは喜ばしい事実であり、
学び直しを否定するつもりは毛頭ない。
だからこそ、より高い視座を持って切り掛かろう。
実のところ、このようなスキルは、
すべて大学生のうちにハードワークをこなせば身につくものである。
高いレベルの大学や院まで出ていながら、
それだけスキルが足りていない事実は、
大学の側にそれだけのプログラムや仕組みがなく、
思いのほかタコツボに収まってしまっているのである。
これは入試段階で5教科7科目こなしたとか、
文系で数学から逃げなかったというケースでも、
多々起こっている事実なのである。
だからこそ、更に学ぶためにデイリーレポートを読んでくれている勉強熱心な人に届けたい。
大学生のうちに「これ以上勉強しきれないほど勉強した」という人が、
なんやかんやキャリアで勝ち残るのである。
リベラルアーツの強みが取り沙汰されて久しいが、
人文科学・自然科学・社会科学の基礎分野は、
実はどれをとっても有機的に繋がり、
実に役に立つ。
現実解。
役に立つから学ぶという観点で学ぶのも、
もちろん結構なことだが、
基礎分野の全体像を大掴みし、
「これってこの分野が当てはまるのでは?」
とアタリをつけることができれば、
役に立つ知識をあっさり引き当てることができる。
追記。
前倒しして勉強するに越したことはないが、
後からハッと気づいて基礎を学ぶと、
それだけで素早く動けて、快感。
boxcox.net、遠藤武。