「自分が経営する分野は、ある程度売上が取れれば済んでしまうため、たいそうな経営理念や理想なんて私にはありません……」
そのような悩みを打ち明けられることがある。
その場合は「小事は大事」や「凡事徹底」という、
とてもありきたりな価値観を大事にすればよい。
経営幹部がまともに動かないのも、
スタッフがまともに動かないのも、
すべてはとても小さく些細で平凡な「当たり前」である。
当たり前だからこそ、まともに機能することが「有難い」のであって、
とても喜ばしくも、下ごしらえ無しにはなかなか起こらないことなのだ。
現実解。
当たり前のことを当たり前の質で果たせる。
当たり前のことを当たり前ではない数こなせる。
そんな人は100%例外なくちゃんと動けます。
そうでない人は、絶対にまともに動きません。
理念やMVVがわかりづらいなら、当たり前から始めるだけでいいのです。
世の中には、当たり前のことができず、
原理原則という仕組みに乗っかれないまま自滅していく人だらけだから、
それだけで差がつきます。
boxcox.net、遠藤武。