独立は、資本主義のルールで行うことが基本。

daily11 スモール分析。

独立や起業は、強者の選択だと言い切られて久しい。

それは「資本主義のルール」に則ることでしか勝てないためである。

 

先に事実を述べておくが、

「独立支援!フリーランス案件紹介します!」

という触れ込みのプラットフォームビジネスは、

独立したい人を資本主義のルールから排除しており、

下請け化させることで収益を出すモデルだ。

転職エージェントが行なっている職業紹介を、

時間切り売りでバラしたに過ぎない。

プラットフォーム経由でなくとも、客先からナメられたり、

単価が安く粗利が不足したり、そもそも売り先が限定的だったり、

市場が「欲しい!」とならないものだったりすると、

それはいくら頑張っても下請けである。

 

独立に必要なことは、その真逆を取った楽勝だ。

資本主義のルールで見れば、商品やサービスをある種のプラットフォームとして建て付けて、

投資対効果(資本効率)を上げていくことになる。

例えば、1つのサービスやアドバイスが組織全体に広がって生産性を上げるとか、

1つの商品やサービスが100人や1万人に広がるといったように、

同じ1時間や、同じ100万円や1億円をつかうにしても、その効果や成果が大きいと、

投資対効果(資本効率)が上がるということになる。

贔屓されるお店が、資金調達して多店舗展開するのは、資本主義のルールにのっとっている。

多店舗展開に使ったお金が、巡り巡って雪だるま式で増えて帰ってくる。

また他店舗展開のおかげで、あちこちで見かけて認知されやすくなり、売上の間口がグッと広がる。

そして継続的に使ってもらえるようにもなり、その効果で売上が強固に深堀りされる。

市場で認知されたり、独自の市場を切り開くと、キャッシュ・フローが厚く残ることになるのは、想像に難くないだろう。

 

現実解。

資本効率と、自分の大好きな分野の実力による楽勝が交差すると、自ずと売れてキャッシュが残る。

ちなみに知名度だけ拡散させても、実力不足で息切れして、自動的に資本効率が悪化するからご注意。

本当に実力がある人は、資本効率の良さでそこから更に実力がつく。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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