独立や起業は、強者の選択だと言い切られて久しい。
それは「資本主義のルール」に則ることでしか勝てないためである。
先に事実を述べておくが、
「独立支援!フリーランス案件紹介します!」
という触れ込みのプラットフォームビジネスは、
独立したい人を資本主義のルールから排除しており、
下請け化させることで収益を出すモデルだ。
転職エージェントが行なっている職業紹介を、
時間切り売りでバラしたに過ぎない。
プラットフォーム経由でなくとも、客先からナメられたり、
単価が安く粗利が不足したり、そもそも売り先が限定的だったり、
市場が「欲しい!」とならないものだったりすると、
それはいくら頑張っても下請けである。
独立に必要なことは、その真逆を取った楽勝だ。
資本主義のルールで見れば、商品やサービスをある種のプラットフォームとして建て付けて、
投資対効果(資本効率)を上げていくことになる。
例えば、1つのサービスやアドバイスが組織全体に広がって生産性を上げるとか、
1つの商品やサービスが100人や1万人に広がるといったように、
同じ1時間や、同じ100万円や1億円をつかうにしても、その効果や成果が大きいと、
投資対効果(資本効率)が上がるということになる。
贔屓されるお店が、資金調達して多店舗展開するのは、資本主義のルールにのっとっている。
多店舗展開に使ったお金が、巡り巡って雪だるま式で増えて帰ってくる。
また他店舗展開のおかげで、あちこちで見かけて認知されやすくなり、売上の間口がグッと広がる。
そして継続的に使ってもらえるようにもなり、その効果で売上が強固に深堀りされる。
市場で認知されたり、独自の市場を切り開くと、キャッシュ・フローが厚く残ることになるのは、想像に難くないだろう。
現実解。
資本効率と、自分の大好きな分野の実力による楽勝が交差すると、自ずと売れてキャッシュが残る。
ちなみに知名度だけ拡散させても、実力不足で息切れして、自動的に資本効率が悪化するからご注意。
本当に実力がある人は、資本効率の良さでそこから更に実力がつく。
boxcox.net、遠藤武。