商品力。

daily11 スモール分析。

「独立するとき、まず何が大事ですか?」

そう聞かれた場合、真っ先に商品力を軸としたカスタマーサクセスが大事だと即答する。

ここだけの話だが、規模の小さい大多数の企業は、商品力不足に悩んでいる。

 

年売上規模が10億円単位であるか、

あるいは士業や独自性の高い飲食店のような尖り方がある場合は、

対応力や仕組みを含めたカスタマーサクセスを、商品力に転換できる。

 

いっぽう、規模が小さいのに尖り方が乏しい場合は、

下請け状態の低粗利・高負荷という商品力不足か、

代理店状態の対応力不足と、相場が決まっている。

その場合は商品力を上げるか、

それが構造上無理な場合は対応力を高めて、

「欲しい!」と手を挙げてもらい、

かつ負荷を下げていく必要がある。

 

商品力(や対応力)が充実しているケースを挙げると、

(1)リピートと紹介で来店・購買頂いており、LTVが良好である

(2)他にない切り口のサクセスで喜ばれている、独自商品である

という2つの特徴に集約できる。

これを本音ベースで確実に用意するのだ。

(1)について、そもそも建て付け上の問題で対応力が弱く根本的に勝てないため、大急ぎで変わらねばならない。

(2)について、小規模な場合は時間の切り売りはそもそも論外であり、大規模な場合は切り口を常に見定める必要がある。

いずれも不用意に売上が立つと、その反動で突然身動きが取れなくなりかねず、注意が必要だ。

 

現実解。

それだけ大多数は商品力も対応力も弱く、

得意技が貧弱なケースが多々ある。

だからこそ、商品力と対応力を、愚直に先回りしてレベル上げしていけば、

どこかで勝つことができるのが事実なのだ。

だからこそ、弱さを埋めていけば、

独立してあっさり勝ててしまうことなど多々あるのだ。

 

追記。

ドメイン知識や基礎知識など後付けでよく、

好き嫌いと得意技で「いけそう!」と切り掛かっていくだけの話である。

冴えないのに勝てている人は、これをわかっている。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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