「タイパ」という言葉が広まって久しいが、
実のところ、タイパを意識してせっかく浮いた時間を、
かえって常識的に時間をかけて忙しく動いてせせこましく過ごしてしまったり、
その他大勢として群れる・群れさせられるために時間を使ってしまったりと、
根本的なタイパが投資対効果に結びついていないケースを多々見聞きする。
そうなってしまうと、パフォーマンスはゼロどころかマイナスに落ちていく。
せっかくスキミング(すくい読み)やスキャニング(探し読み)といった古典的な読書技法や、
音声や動画による倍速視聴という古典的技法の応用系で学ぶというのなら、
基礎知識をつけ、土俵選びを的確に行い、
タイパだけでは果たせない「楽勝」を意識するほうが、
根本的にタイパがよくなると気づこう。
現実解。
本当のタイパの良さとは、時給がダントツに高いポジションであり、
時間と予定に常に余裕があり、目先の時間活用術とは全く無縁な状態だ。
「会ってください!」「ぜひお願いします!」「紹介させてください!」
と言ってくれる人が次々と出てきて、それをどっしり構えて待つことは、
「タイムパフォーマンスが良い人」ではなく、
「全てのパフォーマンスが良い人」のだから、
群れずに堂々と後者を目指さなきゃ。
boxcox.net、遠藤武。