去るものを追わないことで、時間配分が変わり、圧倒的にチカラがつく。

daily11 スモール分析。

「去るものは追わないでいると、運がよくなる」

「去るものは追わないでいると、新たな繋がりができる」

これはいずれも正しいが、

本質は「去るものを追わないことで、本当に大切なことに集中できる」点にある。

 

去るものが出てきたとき、少し寂しくなるのは、人間の道理だ。

とはいえ見方を変えると、去る物は本音を出して去ってくれたのだから、

自分も本音を出して対峙するのもまた道理だ。

本音を捻じ曲げてまで嫌なものと関わるのは、そもそも辛い。

たとえ数十分や数時間であっても、

その間は自分の人生を生きていないことになる。

例えばテレアポや勧誘電話を受けたとき、

「うわぁ、嫌だな…面倒…」と思ったなら、

あなたのその感想が世界で最も正しいのであって、

さっさと電話を切るのが人間の本音だろう。

テレアポや勧誘が迷惑なのは、

どう考えても成約しない人に対し、

三流オペレーターがしつこく食い下がるためであり、

去るものを無理に追ってしまう程度の感性しかなく、

必死さ丸出しのためである。

だからテレアポや勧誘は嫌われるのである。

振り返って、あなたはテレアポや勧誘以外のところで、

似たような形で見込みもないのに人を追いかけ回してはいないだろうか。

営業なら、本音で見込みがない人を目利きしない時点でそもそもアウトであり、

恋愛なら、自分に脈がない異性を追いかけ回してもストーカーになるだけだ。

これらは、自分が勝ちにいける土俵で動いておらず、

本当に大切な要素もわからず、

不要なことばかりを気にしてしまい、

自分から負けにいっているだけだと気づいておく必要がある。

 

現実解。

去るものを追わないことは、

シンプルな時間配分の話だと捉え直せる。

去るものを追わないでいると、

自分から負けにいくことをやめられる。

そうすると、不要なことが徹底的に減るので、

本当に大切なことや、本当に大切な人に、

時間で依怙贔屓できる。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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