既に多く言われることだが、
好きなことに没頭している時点で、
それ自体が成長余地を次々と創ってしまう。
常に前向きでいられるからだ。
とはいえ、これには一つ欠けている点がある。
「好き」だけでなく「楽勝」と掛け算する必要があるという事実だ。
楽勝できる土俵選びがものすごく重要だと繰り返しているのは、
楽勝しているうちにその分野を好きになることもあるためだが、
もちろん楽勝しても嫌いが残るなら、無理して続ける意味はない。
その場合は、無理のないように条件を変えるのだ。
条件を変えるコツは、少しわがままに変わることだ。
中身にアレンジを加えるか、関わる人や場所を変えるかで、
嫌いな要素を取り込まなくしてしまうのである。
嫌いな要素が残ったままだと、
楽勝できてもストレスが貯まってしまう。
とすると、どこかで人と比較したり、
どこかで嫌な考え方が出てきて、
結局のところ成長できなくなり、
勉強不足に追い込まれてしまうのだ。
せっかく実力を発揮していたのに、
途中で成長できなくなったり、
ある日を境に人相が悪くなったり、
突如として怪しい筋と関わってしまう有名人のケースがあるが、
これは「好き」または「楽勝」に嫌な要素が残っていて、
「好き」と「楽勝」を純粋に掛け算できなかったためだ。
要は、自分軸で決めきれずに無理してしまうのである。
大体の場合、嫌な要素を我慢していると、
醜聞にまみれてしまうのだが、
それは嫌な要素をどうなくすかという点について、
他人の常識を優先してしまい、
自分の本音に向き合うことができなかった事によるものだ。
自分の世界をつくる、上向きのわがままを出す勇気がなかったのである。
現実解。
少数派として成長していくなら、
ちゃんと勇気を出して、
「好き」と「楽勝」を掛け算していく必要がある。
スタート地点で、成長余地が決まるためだ。
この事実に気づかず、嫌な思いを増やすことは、せめて防ごう。
現実解。
成長しつづけたり、実力があったり、成功している人が、
どこかわがままに見えるのは、
ちゃんと掛け算して本音を形にしてきた証拠だ。
スタートしてからでも、
競技種目を是正していくと、
終わりなき成長を果たせるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。