好きと楽勝を掛け算すると、嫌なことが激減するかゼロになる。

daily11 スモール分析。

既に多く言われることだが、

好きなことに没頭している時点で、

それ自体が成長余地を次々と創ってしまう。

常に前向きでいられるからだ。

 

とはいえ、これには一つ欠けている点がある。

「好き」だけでなく「楽勝」と掛け算する必要があるという事実だ。

楽勝できる土俵選びがものすごく重要だと繰り返しているのは、

楽勝しているうちにその分野を好きになることもあるためだが、

もちろん楽勝しても嫌いが残るなら、無理して続ける意味はない。

その場合は、無理のないように条件を変えるのだ。

条件を変えるコツは、少しわがままに変わることだ。

中身にアレンジを加えるか、関わる人や場所を変えるかで、

嫌いな要素を取り込まなくしてしまうのである。

嫌いな要素が残ったままだと、

楽勝できてもストレスが貯まってしまう。

とすると、どこかで人と比較したり、

どこかで嫌な考え方が出てきて、

結局のところ成長できなくなり、

勉強不足に追い込まれてしまうのだ。

 

せっかく実力を発揮していたのに、

途中で成長できなくなったり、

ある日を境に人相が悪くなったり、

突如として怪しい筋と関わってしまう有名人のケースがあるが、

これは「好き」または「楽勝」に嫌な要素が残っていて、

「好き」と「楽勝」を純粋に掛け算できなかったためだ。

要は、自分軸で決めきれずに無理してしまうのである。

大体の場合、嫌な要素を我慢していると、

醜聞にまみれてしまうのだが、

それは嫌な要素をどうなくすかという点について、

他人の常識を優先してしまい、

自分の本音に向き合うことができなかった事によるものだ。

自分の世界をつくる、上向きのわがままを出す勇気がなかったのである。

 

現実解。

少数派として成長していくなら、

ちゃんと勇気を出して、

「好き」と「楽勝」を掛け算していく必要がある。

スタート地点で、成長余地が決まるためだ。

この事実に気づかず、嫌な思いを増やすことは、せめて防ごう。

 

現実解。

成長しつづけたり、実力があったり、成功している人が、

どこかわがままに見えるのは、

ちゃんと掛け算して本音を形にしてきた証拠だ。

スタートしてからでも、

競技種目を是正していくと、

終わりなき成長を果たせるんだよね。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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