チームやアライアンスや座組みは、足りない部分のカバーが基本。

daily11 スモール分析。

「同じことを、同じチームやアライアンスでやっていても、実力の有無があらわになり、そこから協力関係がくずれることが多々あります。これにはどんな原因があるのですか?」

 

大前提ですが、チームやアライアンスや座組みは、本音と敬意で実力で「足りない部分」の悩みを解決しあう関係であることが全てです。

ゲームのパラメータ(あるいはデータ分析)のように変数として捉えるなら、{本音, 敬意, 実力}の3つが同レベルに揃っている必要があります。

その上で足りない部分をカバーしあえるのですから、それはもう快適な関係です。

出版社さんの場合、その出版方針にマッチした専門家を引き入れて書いてもらうか、売れて実績のある作家さんに書いてもらうのは、「足りない部分」の悩み解決です。

出版の場合は「強者」が求められてしまいますが、これは業界特性によるものです。

そうではなく、仮に弱いもの同士が連合を組んだとしても、{本音, 敬意, 実力}の揃った座組みとして「足りない部分」の悩みを解決しあったら、その場ですぐ強者に化けます。

 

ビジネスでは、よく「なんでも自分で解決するな」とか「他力本願を活用しろ」と言います。

これは手術でもオーケストラでも、スポーツチームも、チームビルディングが必要なこととマッチします。

執刀医1人では、指揮者1人だけでは、野球のピッチャー1人だけでは、何も出来ませんね。

だからこそ、敬意をベースに「いいもの」を取り入れ、「足りない部分」の悩みを解決していくのです。

仮に1人でやるにしても、これは全く同じです。

そうすれば、普通では到達できないところまで、かっ飛ばすことができます。

そして、その過程で、生々発展が必ず伴います。

チームやアライアンスという言い方だと、何やら合理化された物事に思えますが、人間は合理性だけでは決して動きません。

本来、協力関係が崩れるというのは、とても人間的であり、自然なことなのです。川の上流では岩石が角ばって大きく、中流・下流に進むにつれて小石や砂粒に変わるのと同じで、生々流転するのです。

 

現実解。

協力関係という座組みが崩れるというのは、単に{本音, 敬意, 実力}の3つのバランスがおかしくなったとか、関わる人のうち誰かが突出して成長した(停滞した)という、自然現象と同じことなのです。

突出した人は、必ず別な方と関わるようになるだけの話なのです。

停滞している人は、何かが足りていないままか、そもそもその分野に向いていないだけの話なのです。

協力関係が崩れ、別れが生じることで、別な道が拓けます。

各々には、各々の勝ちパターンがあるだけなので、今の身の丈に合ったところから素直に動けばいいだけの話なのです。

boxcox.net、遠藤武。

 

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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