「論理的思考が日本人には足りない」
そのような言い分をよく見かけるが、言い出す人が必ずしも論理や日本人についてわかっているとは限らない。
というのも、論理的思考とは本音や実情に後付けして、既存の論理をアップデートするために用いるのであり、
それは学問や研究の世界では日本だろうとアメリカだろうと当たり前に行われている。
現実解。
既存の論理を踏襲するのは、そもそも論理的思考ではない。
本音や実情を欠いた論理と思考は、奴隷の発想だと気づこう。
そうすると「論理的思考が足りない」のは日本人に限った話ではない多数派の話であり、
多数派を不安に駆り立てて我田引水するホラーストーリーの可能性を疑える。
追記。
言い出しっぺの人が、どんな意図でホラーストーリーを繰り返すかを想像しておくと、なお役立つ。
boxcox.net、遠藤武。