成長は、残酷なほど差がつく。

daily11 スモール分析。

成長し続けている人には一発でわかることだが、

成長には喜びがあると同時に、とても残酷な要素がある。

もともと同じスタート地点にいた人さえ、根本的に話が噛み合わなくなってしまう点だ。

 

話が噛み合わないとは、価値観が合わないということであり、

審美眼から金銭感覚といった、センスの全てが異なる。

単に話が噛み合わないだけならまだいいが、

成長した人は、そうでない人から嫉妬の対象や村八分にされて、

理不尽に嫌われることなど昔から多々ある。

美人があちこちで嫉妬されることを想定すれば、想像に難くないだろう。

嫉妬対策が必要なことは言うまでもない。

 

これを読んで「でも成長したい!」と思うなら、堂々と成長すべきだ。

これを読んで「嫌われたくない…」と思うなら、成長せずにいるのも手だ。

全ては自分の好き嫌いで決めればいい。

 

とはいえ、ただ単に突き放してしまうのも酷なので、もう少しだけ解像度を上げよう。

 

つまるところ、自分が幸福を感じるか否かという二択しか、決断の材料はない。

既存の理屈として正しくとも、嫌なものは嫌であり、無理なものは無理である。

既存の理屈として間違っていても、好きなものは好きであり、道理にかなうものは道理にかなう。

成長することは、ある意味で理屈を超えることであるため、理屈の我慢大会から一抜けしていい。

もっと好き放題やっておけばよかったと、死ぬ間際についついポツリと言ってしまうのは、悲しい。

好き放題を極めた結果、好き放題がついつい人助けになってしまう方が、死ぬ間際も生き生きできる。

ここまで差がある人だと、もはや話は噛み合わないことは想像に難くないし、

成長している側は結局好き放題無茶苦茶やっていて、そこから新たな価値観を組み上げ、充実しているのである。

それくらいの無茶苦茶がまかり通るからこそ、成長は残酷でもあり、そして素晴らしい。

 

現実解。

成長したいなら、没頭して無茶苦茶やるときが必ず来る。

これは人を蔑ろにすることでは決してなく、

ついつい熱中や熱狂している本気度のことである。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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