不機嫌や不快を避けていくことが大事なのは、
いちいち嫌なことに構っているだけ、時間が無駄だからだ。
不機嫌や不快に構う暇など一切ない。
ビジネスでも専門分野でも、不用意に努力に逃げず、楽勝を狙うのが基本なのは、
いちいち嫌なことに構っているだけ、時間が無駄だからだ。
これを徹底していけば、自ずと得意で好きななことを狙い、
自ずと今この瞬間を大事にできるので、不安さえも包み込める。
そんな時間を有意義に過ごせばいい。
時間の話。
地球の年齢は46億年、宇宙の年齢は138億年と言われている。
宇宙の余命は1400億年以上と推定されている。
「人間(じんかん)五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり」
で知られる『敦盛』の舞を好んだのは、織田信長だ。
我々の時間はどうだろうか。
人間の寿命を80年とすれば、100億年や千億年単位の地球や宇宙の年齢と余命には、どうあがいても敵わない。
吹けば飛ぶように、生き物の寿命は、儚く揮発していってしまう。
いちいち敵わないことに構っているだけ、時間の無駄だ。
ひとつ面白いのは、宇宙には人間だれもが平等に敵わない。
人間を構成する元素や物質は「星のかけら」であるためか、ここに格差はないのだ。
人間誰もが過ごせる時間は、
宇宙から見たらチリのように儚く、
これは無差別の大前提だと心底気付けたなら、
いちいち目先の物事を嫌々やるとしたら、
嫌々する中で儚く消えていってしまうと、
直感できるのではないだろうか。
とすると、余計なことを気にせず、いちいち自分から壁などつくらず、
今この瞬間で楽に楽しく勝ちにいける方向性を、
大事にできるのではないだろうか。
それほどに儚くあるからこそ、
その儚さを逆手にとって、
好きなことで埋め尽くすほうが、
余計なことを気にする暇など忘れ、
一心不乱に没頭することができる。
暇であろうと忙しかろうと、
瞬間を有意義に消費することになるから。
現実解。
人生は究極の暇つぶしとよく言うが、
同じ暇なら不機嫌や不快をゼロにして、
楽に楽しまなくちゃ。
ビジネスだろうと専門分野だろうと他の物事だろうとピンチだろうと、
吹っ飛んだり潰れたりするくらいなら、とことん楽に過して、その上で吹っ飛ぶほうがいい。
発想の転換としても、本音の直感としても、
自分と周りの人から不機嫌を消せば、シンプルに楽しくなる。
boxcox.net、遠藤武。