売上と利益を伸ばすポイントは、徹底してお客様目線(=市場目線)をブラッシュアップすること。

daily11 スモール分析。

「売上が伸びない…利益率が足りない…」

この問題をクリアするために、

独自商材を建て付けてカスタマーサクセスを組み立て、

セールスに同席してオンラインで接近戦に持ち込み、

私が営業・事業戦略本部長的な立場を担って、

確実に高額商材の成約を得たことが幾度となくある。

 

「すごい!不思議!遠藤さんならなんでも利益率高く売れそう!」

成約したあとに何度もそう言われたが、実はこれは不思議なことではない。

「こちらを認知している見込み顧客の属性から、お悩みを逆算して、支援した組織や人の得意技で解決する」

ということを、ひたすら徹底してブラッシュアップしただけだ。

要はお客様を助けるという、確実に市場のある目線を堅持したのである。

それ以上でも以下でもなく、お客様に心底喜ばれることを、プロとして果たしたまでだ。

それ以上でも以下でもなく、人を大事にすることを徹底したのだ。

 

この逆で、売れない(利益率が低い)というのは、

・資力や予算がない人を相手にしている(そのため単価が低い)
・相手がこちらを全然信用せず嫌っている(安値で下請け化している)
・相手のお悩み解決をせず無理に売っている(喜ばれずにビビって値引きに逃げる)

のいずれかであり、人を大事にしていない。

この状態は、ビビってセルフイメージが低い、やたら自意識過剰で学べない…を、往々にして併発している。

人を金ヅルと混同し、自分で自分に経済制裁をしているかのような状況だ。

 

これは笑い事ではない。

実際にそのような不利な取引しかできない、ひたすら頑固な人は、けっこういるのだ。

売れないのは、そもそも自分のこだわりだけが無駄に強く、センスがゼロということになる。

センスがゼロというのは、目の前の相手を喜ばせないどころか嫌われるということであり、それ以上生き残ることが許されないのだ。

もし「売れない・安い」から脱したいのであれば、平生から徹底して下ごしらえして堂々と過ごし、素直にうまくいっている例から学び続ける以外にない。

 

現実解。

「こうすれば売れます」という要素は、お客様と、その集合体である市場が一番知っている。

「売れない…」「売れる営業マンが欲しい…」と嘆くことは合理的だが、

実はそれが一番自分勝手で、人のことを何も考えておらず、金ヅル扱いして最も嫌われる。

好かれることも単純接触効果も大事だが、それらは手段に過ぎない。

一番は、目の前の人をいちばん大事にして、お客様のお困りごとに素直に耳を傾けることなのだ。

それが腹落ちできたら、あっさり売れてしまうという事実も、セットで覚えておこう。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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