成長の仕組み:最初は「ついつい動く」が必要、その次に知識が必要。

daily11 スモール分析。

成長する仕組みの大枠は、

(1)まず「ついつい動く」を用意し、

(2)それを「知識」とリンクさせる

ということにある。

 

「ついつい動く」とは、

「これをやりたい!」「これはいける!」という安心感や腹落ちのことだ。

安心感や腹落ちがない状態では、何をどう行動に駆り立てても無駄だ。

行動に駆り立てる側がフラストレーションを溜めて終わる。

そうではなく、まずは対話や納得感を得たり、イメージできる形にして、

「ついつい動く」状態に持ち込む必要がある。

逆に言えば、「ついつい動く」があれば、だいたいのことは進んでいく。

この状態は、行動分析学で導くことが可能である。

 

「知識」とは、

仕事で言えばドメイン知識のことだ。

経理や営業や生産管理という部門軸と、

製造業や物流業やコンサル業や製薬業という業界軸に大別できる。

かつ必要に応じ、医学・数学・会計学・法学・工学・心理学・プログラミング・経営学(マネジメント・組織論)など分野軸を加えてもいい。

あるいは個別具体的に、引き継ぎ内容の手順という場合もある。

これらはすべて材料であり、99%の仕事はドメイン知識から逆算してカバー可能だ。

 

引き継ぎがうまくいかなかったり、

人材育成がうまくいかなかったりするのは、

「ついつい動く」「知識」の、両方あるいは片方が欠けているだけだ。

「ついつい動く」がないなら、「知識」は入らず、成果は出ない。

モチベーション高く「ついつい動く」のに、「知識」が不足していたら、成果は出ない。

人間は、単に表面的に「やってね」「はいわかりました」だけでは仕事の受け渡しはできないのだ。

ということは、表面的にならないように、逆算してしまえばいい。

つまるところ、「ついつい動く」「知識」の2つを軸に動いていくことで、

あっさり動き出すことなど多々ある。

 

現実解。

これは人間の行動を導く観点だから、知っておくと常に効果が上がる。

逆に、これを知らない状態だと、その人は失敗を重ねることになる点に注意。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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