辞めることや断ることの本質は、爽快感にある。

daily11 スモール分析。

辞めることや断ることができないゆえに、

悩み込んでしまうという人は多い。

これは実は正しい。

 

決断とは、

やたら思い切りのいい蛮勇より、

とても臆病でうじうじする繊細さのほうが、

トータルでうまく行くためだ。

恋愛でも家族の悩みでも、

仕事や組織の悩みでも、

人が関わる以上この本質は同じだ。

 

だからこそ声を大にして言いたい。

ちゃんとコストベネフィットや理屈も、

GNN(義理・人情・浪花節)や本音も、

両方をすべて包み込んだ上で、

ぐるぐると悩んだ上で「辞める!」「断る!」とした決断は、

全てにおいて善悪を通り越した、正しい決断だと。

むしろ、一度戦略的に滞留していたのだから、

そこに動きを作ることそれ自体が、爽快だ。

しかも算盤も人情も両方取っているのだから、

蛮勇もねちっこさも、オモテウラもない。

 

現実解。

「決断はゼロ秒で下せ!」という論法が世に出回り、

私も実際にそうしている物事はとても多いが、

そうではない物事がどうしても残ることがある。

そういうときには、ちゃんと悩めばいい。

単に「辞めます!」「お断りします!」と言い出すだけなら誰でも言える。

その物言いが浅はかであっても、誰も教えてくれないケースなど多々ある。

だからこそ、ちゃんと堂々と悩んだ上で決断することそのものが尊いのである。

 

追記。

スパッと決断しているように見える人でも、

本当は繊細であり、実はうじうじしている人は思いのほか多い。

これを知っておくと、うじうじするくらい繊細なほうがむしろ得だと気づける。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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