何かに打ち込んでいて、
つい怖さや不安に駆られることは誰しもあるだろう。
その場合、準備をさらに掘り下げる形で、準備の質を高めてしまえばいい。
あなたが、仕事に怖さや不安があるとしよう。
仮にプレゼンに怖さがある場合、練習という準備が必要であり、
仮に売上に不安がある場合、マーケティングや座組み構築という準備が必要である。
更に、これだけでは準備が足りない場合、
プレゼンは型を用意するという準備が必要であり、
マーケティングや座組みは、方法や相手先の吟味という準備が必要である。
そうやって愚直に掘り下げていけば、準備で困ることはなくなる。
究極的には、本番に即応した準備さえできれば、不安は消えていく。
ちょうど、受験や資格の実戦演習や模擬試験のようなものだと考えればいい。
とはいえ、模範解答のある試験とは異なるケースでは、単に演習することができない。
また、試験であったとしても、対策が難しいケースもありうるだろう。
そのような場合、基礎知識を駆使していき、部分勝ちに持ち込むことも一つの手だ。
基礎問題を落とさないことに徹するのである。
試験に限った話ではないが、準備の掘り下げがうまくいっていると、基礎知識に行き着くのは道理だ。
現実解。
ビビってしまったり、うまくいかないのは、単に基礎不足であり、
基礎不足とは根本的に準備不足だと気づいておけば、事足りる。
追記。
準備していても不安が残るとしたら、誤解やバイアスや不調を疑っておこう。
そもそも、不安をゼロにすることなどできない。
不安が悶々とした妄想だとしたら、その妄想を思い切って本音として解釈するのだ。
本音なのだから、ついつい不安を抱く自分自身を、素直に愛でていい。
自分から本音に寄り添って、素直に認めるべきことを認めるのだ。
計算機やコンピュータは不安にならないが、
人間は本音ベースの不安を抱くチカラがあるからこそ、
人間にしかできない、論理を超えた目標を立てることができる。
boxcox.net、遠藤武。