「嫌だから」でいいから、理由があると強い。

daily11 スモール分析。

何かを決めるときの基準は「なんとなく」で良いと何度も述べているが、

もっと語気を強めて「嫌だから」としてしまうのも手だ。

 

私がデータ分析をキャリアにしたのは、

実は「既存の仕事など務まりそうになく、何もかも嫌だから」だった。

 

アカデミックスキルがあっても、ありきたりな研究員や研究者オンリーでは成長が止まり、

組織人はアカデミックスキルもテクノロジーもそもそも不要だと、気づいていた。

ぼんやりと、祖父が残してくれた分野の知識を使えると、直感していた。

はっきりと、ずっと勉強しつづけていきたいと、意欲が湧いていた。

 

結果として、データ分析周りの数学や統計学や自然科学全般を勉強し放題、

断腸の思いでリサーチアナリストを離れたが、むしろそのほうが素養を好きなだけ活かし放題、

そこから圧勝と楽勝で成長し放題だったのは、

嫌なものを嫌だと素直に認めたからだった。

 

現実解。

本音の理由を出せると、強くなる。

素直さだけしか使えなくなる分、

自分でドン引きするほど本気で勉強することになるし、

嫌なものから離れるエネルギーを活用できる。

そんな人が、ついつい他人から一目置かれて勝ちやすくなるのは、必然だ。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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