何もわからないうちは、どんなに大きな仕事に理想を抱いていようと、雑用が主な動きである。
資料を取りまとめたり、議事録を取りまとめたりするようなものから、
メール連絡、コピー取り、会議室の確保と片付け、お客様のお出迎え、お茶出し、お礼状まで、
雑用は多種多様だ。
事実をそっくりそのまま並べよう。
「民間企業で特定の株主のために働くことに疑問があったから、国家公務員になる」
という理想があろうと、
「疑問以前に、国家公務員や大企業の社員とは大きなお屋敷の召使いだから、独立する」
という理想があろうと、
組織でも独立でも、必ず雑用が回ってくる。
理想は大事だが、いくら主語を大きくしようとも、本質は変わらない。
どれだけ成長して大きくなろうとも、必ず雑用はついてくる。
これが厳然たる事実だ。
現実解。
せっかく雑用から逃げられないのだから、逆に捉えてみよう。
雑用を束ねて価値を作るとか、雑用を綺麗に仕上げて人から喜ばれるくらい、
雑用を独特の世界観で包み込み、マーケティングのひとつにしてしまえばいい。
追記。
もちろん、それでも苦手なことは、思い切ってプロに依頼してしまえばいい。
追記の追記。
あるいは、雑用を通じて基礎知識のヌケモレをゼロにしていってもいい。
仕事は雑用の組み合わせで出来ているのだから、論理的に正しく動けるようになる。
boxcox.net、遠藤武。