謝ることの本質は、信頼がゼロやマイナスになったと素直に認めることだ。
次のチャンスなど、そもそもありえないと受け入れることがスタートであり、
その上で誠実に対応し、具体的な行動に移すのである。
そうではない謝罪など、
すべて謝る気のない誤魔化しだ。
はなっから謝る気などないから、
文言がおかしくなるのだ。
SNSなどで実際に謝罪の文面が晒され、
「ぜんぜん謝罪になってないじゃないか!」
という企業や経営者の態度が明るみになる。
はっきり言うが、その態度の本音は、
「なんでこんな状況に巻き込まれなくちゃいけないんだよ…」
という程度でしかない。
この本音が微かにでも透けて見えるヘナチョコ謝罪は、最悪だ。
人であれば、反省も改善は100%ない。
組織であれば同じ失敗を何度も繰り返す。
現実解。
もし信頼を取り戻したいなら、
あるいは企業として仕組みを機能させるなら、
断じてヘナチョコ謝罪はやってはいけない。
絶対に例外なく見透かされる。
追記。
個人対個人の場合、絶縁を目的として、いっさい謝らず対話もせずその空間に二度と近づかないのも、一つの手。
半端に謝るより、ある意味清々しい。
boxcox.net、遠藤武。