読む速度の上げ方。

daily11 スモール分析。データ分析ここだけ話。

速読は、科学的に否定されたという説が出回っている。

速読の是非はさておき、読書を情報処理として捉えた場合、

テキストデータを粗々に把握し、繰り返し読んでだんだんと解像度を上げていく動作が本質だ。

とすれば、読む速度の上げ方は、おおよそ定まってくる。

 

正攻法。

・スキミング:各パラグラフ(段落)の冒頭と末尾だけを拾い読んでトピックから全体像を把握する
・スキャニング:気になったキーワードだけを検索するかのように欲しい情報を掬い取る

これらは大学で教わった人も多いかもしれない。

基本的な読み方はこれだ。

 

アウトプット向けの読み方。

・パラパラめくって「面白そうな部分」や「図表」や「ツッコミを入れたい(執筆したい・リアクションペーパーを書きたい)部分」だけ着目する
・「面白そうな部分」や「図表」や「ツッコミを入れたい部分」や主題を把握するために逆算してを読む
・その上でアウトプットしていく
・全体を無理に細かく読ま
ない(後付けで必要に応じ読む)

これはスキミングとスキャニングをもう少し砕いたものであるが、目的を果たすために、面白そうなところから手をつけていくということである。

 

現実解。

知識が増えたら、読む速度は自ずと上がる。既知の内容が増えるというのは強い。

そのハードルを下げる行動が大事であり、1分間に何文字…という数え方はデータ分析的にも情報処理的にも本質ではない(コンピュータに任せたほうがいい)。

内容や意味や面白さを伴い、目的を果たすための読み方に徹したほうが良いはずだが、いかがだろうか。

boxcox.net、遠藤武。

 

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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詳細は上記リンクを参照
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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