成長は「地味で分相応な得意技」が下支えする。

daily12 業界知識。

超零細からスタートアップから大手まで、栄光と没落を見てきたが、

成長のカギは「地味で分相応な得意技」である。

これがあれば、少なくとも大失敗やボロ負けは回避できる。

コンセプトと内容が素敵でもいいし、

接客が良い、美味しさがあるでもいいし、

私のように連載執筆を1年半で合計45回(=誌面36回+ウェブ9回)行っていてもいい。

そういった実力や品質の要素に、

無理のない価格設定(粗利は高くても良い)と、

スタッフや関係者の主体的で前向きな関与、

そして本音ベースの需要があれば、事は足りる。

言うまでもないが、

市場で暴利を貪っていたり、

無駄に社長室ばかり大きかったり、

結果的に大言壮語していると、

その組織は突然傾く。

分不相応で、得意技が消え失せているためだ。

相手にされなくなるのも無理はない。

場合によっては、ちゃんと調べると、

得意技の実態すら無いとバレるかもしれない。

 

現実解。

定点観測してみよう。

営業会社だったり、

待遇が良くなかったり、

無駄にメディア露出が多かったり、

経営者にさほどドメイン知識や背景がなかったり、

ビジネスモデルが既存の同業他社の「ジェネリック版どまり」で独自の技術開発や問題提起がない場合、

その組織はどこかで分不相応を働いている可能性が高い。

 

追記。

分不相応の真逆を愚直にとっていれば、少なくともその組織は愛されて成長する。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

boxcox.netを講読する
タイトルとURLをコピーしました