本気で何かを始める人とは、まず一人でやり始める人。

daily13 事実の直視。

起業が当たり前になったからこそ、言い切ってしまおう。

本気で何かを始める人とは、まず一人でやり始める人のことである。

何かを始めるとき、不用意に過去のお友達や過去の仲間と一緒にやる人は、単に保険を残している保身だ。

 

というのも、一人で始めると、すべて自分の判断と決断で学ぶ必要があるため、基礎から応用まで本気で頭を使う以外になくなるためだ。

例えば、誰かに代わりに試験を受けてもらうわけにいかないのと同じと言い切れば、わかりやすいだろう。

だからこそ、成果を圧倒的に出している人ほど、一人で始めた人を「お、やるじゃん」と親近感を持って接するのだ。

成果を圧倒的に出している人は、勉強不足を解消し、事実をありのまま受容して、常識的な直感に反する決断を本音で幾度となく下している。

成果を重ねるには、複数人で群れているヒマなどないのだ。

 

私が「本気じゃない人、お断り」とトップページに書いているのは、

ついつい群れて、お友達や仲間と癒着してしまうと、本気などどこかに閉じ込められてしまうためだ。

当初に青雲の志を抱き、仲間と一緒に起業して社長になったまではいいが、少し売上と利益が出てきた段階で仲間と本音で話せなくなり、

仲間は大事にしたいけど、給与のコストだけ増加して売上が取れず苦しむ…という仲良しクラブが崩壊していくケースなど、とてもよくある話だ。

こういう「組織あるある」のケースは、率直に申し上げると本気で思考と行動ができない「嘘つき」である。

仮に仲間を大事にするにしても、売上と利益の阻害要因を放置してしまう無神経で粗雑な人間関係を「仲間」と呼んでいいのだろうか。

せっかくビジネスで勝てる要件が揃っているのに、直感的には「もっと低コストで他に外注できるのに…」と思っていながら、「仲間」という言葉が足枷になって自分から失敗しにいくという姿勢は、生き地獄ではないだろうか。

千載一遇の勝てるチャンスや成長機会を捨て、ビジネスで失敗してでも、売上も利益も出せない「仲間」を守りたいというなら、その決断も人生だ(それは社長でも経営でもないが)。

もしついうっかり「本当はそんな状態など嫌だ」というなら、今からでも遅くないからちゃんと一人で始めるように変えるべきだ。

 

現実解。

一人で試行錯誤する苦しみのほうが、複数人のしがらみで同調圧力を受ける苦しみより、遥かに楽で楽しく実りがあると覚えておこう。

 

追記。

それでも「やっぱり仲間が大事です…」とついつい気になるなら、その仲間を助けられるだけのお金が集まるように「お客様の成功」を叩き出そう。

これは、つべこべ言わず強者に学び、自分が強者になることだ。

その上で「お客様の成功」の邪魔や阻害の要因をもたらす人は、本当に仲間として助けるべきかを素直に見定めればいい。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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