営業のために飲み会に行っていたり、何かにつけて「飲み会しよう」と言い出す人がいる。
ストレートに言うと、このような飲酒営業は、極力避けるべきである。
あなたの価値が「飲み会」と掛け算されてしまい、あなたの自身の価値が酒に薄められるためだ。
「そんなことない!お酒の席で本音が聞けるじゃないか!」
そんな声が聞こえて来そうだが、落ち着いて捉えよう。
酒のチカラを借りないと出せない程度の本音に、どこまで価値があるのだろうか。
本音はとても大事だが、特に経営者の場合、
本当に大事な物事である本音を、酩酊状態でしか言えないというのは、そうとうにヤバい。
企画や会議で本音を出し、企業や事業の価値を高めていくことは基本だが、
本音に酒が必要というのは、普段の会議や商談で本音を出していないのと同じである。
特に経営者の場合、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を本音で打ち立て、
価値を作る意思決定をしていくことが経営判断なのだが、
飲酒をして意思決定するというするということなど、ありえないだろう。
酩酊状態では口約束などままならないし、
自分の頭脳が回らない状態で意思決定をするというのは、
単に知性も勇気もないということになる。
飲酒しないと出てこない本音など、たかが知れているのだ。
現実解。
素直に普段から自分に酔って、完全ノンアルコールで思い思いの本音を出したほうが、鈍らず薄まらずお得。
お客様には、お客様の成功で、お客様自身に酔ってもらおう。
ボックスコックスネット、遠藤武。