実のところ、仕事を選べるチャンスはあちこちで増えている。
連載執筆で、仕組み化とデータ分析について書いている立場として言ってしまうと、
単なる技術職も単なる営業職も全く向いていないと思い、英語と数学でカバーしようと、
ぼんやりと高校生や受験生のときに抱いた危機感が、全てのきっかけだった。
もちろん、待遇の良いアナリストという仕事は後付けで大学生の後半で知ったのであり、
本来なら「アナリストになる!」と思って、大卒すぐの年齢で就くことなど当時はまず無理だったのだが、
大変幸いなことに、大学在学中からトップアナリストから教えを得られて、自分もあっさりアナリストになってしまった。
それもこれも、英語と数学の知識を確保し、大学レベルや研究レベルの統計学を扱えたからである。
当時はとてもニッチだったが、データドリブンが当たり前となり、
動画で学べる下地や、高校の「情報」という科目も整ったから、
何らかのアナリストになるチャンスは急激に増えているのだ。
もちろん、私のようにアナリストを目指さずとも、得意技と好きなことに、
知識を後付けできる分野なら、組み合わせで目指すこともできるし、待遇も良くできる。
現実解。
結局は、新しい自分を見出す組み合わせで勝負したもの勝ち。
ボックスコックスネット、遠藤武。