キャリアで有利な資格は、ごく限られる。

daily13 事実の直視。

「キャリアで有利な資格を取ろうと思います。何がおすすめですか?」

 

仮に大手企業やそれらに関わる専門職である場合、真っ先にTOEICのスコアで800〜900をすすめておく。

英語を使う人が増えたとはいえ、大多数は英語での職務遂行ができないから、アドバンテージが取れる。

これは大学在学時から鍛えておける。

もちろん、英語屋をやる場合ならTOEIC程度では足りないし、

TOEICのスコアだけでは英強でもなんでもない点には注意が必要である。

 

ほかの資格は、医師・弁護士・公認会計士のどれかがトップ層のキャリアの下限だから、これらから選べばよろしい。

ただし資格試験に合格した瞬間に実務経験ゼロの初心者にリセットされるから、

医師は34万人の1番下、弁護士と公認会計士はそれぞれ4万人の1番下からスタートという事実に注意しよう。

 

MBAは世の中でもてはやされるが、日本の場合は「海外トップスクール→外資最大手」でもない限りキャリア上の価値は生まれない。

米国公認会計士は日本で受験可能だが、独立できるというわけでもなく、

FP&Aを狙いの場合は職歴が優先されるため、先に挙げた資格試験3つほどのインパクトはない。

(とはいえ公認会計士試験の内容の知識は、FP&Aに携わる最低ラインであるが。)

 

現実解。

根本的にキャリアを有利にする資格は、学歴で得して就活も有利な層のTOEICか、医師・弁護士・公認会計士かに大別される。

局所的にはさておき、大局はこれだけである。

 

追記。

これは資格試験ではなく職歴だが、年収を上げやすいのは、デジタルやデータ分析やITの領域で、転職を繰り返すというケースくらいか。

行き着く先は、独立に近くなっていく点に注意が必要である。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営者向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています。

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています。(2025年2月に60回を超え、同誌における単独連載回数の記録を更新中)

・中央経済社より今夏に書籍発売予定です。

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