勝ちパターンについて、普段から幾度となく挙げている。
「勝ちパターンがありません!」という方向けに、その作り方を明かそう。
「できる範囲」だけに絞って楽勝することが、勝ちパターン作りの第一歩である。
「なんだ、そんなことか」と拍子抜けする人もいるかもしれない。
仕事は全体像があるから、断片だけの話に「えっ?」と思う人もいるかもしれない。
それでいい。
実のところ、仕事がうまくいかないのは、
当たり前すぎることが相手にわかるように伝わっていなかったり、
無理に全体像から入って途中挫折してしまったりすると、
嫌になって噛み合わない状態の放置に行き着いてしまう。
であれば、しっかり噛み合い、確実にチカラを発揮できる範囲だけに意図的に狭めるのだ。
いきなり、勝てないことをやる必要はない。
直感に反するが、ひとつチカラの発揮を実感すれば、
「勝てたから、この続きもやってみよう」
とついつい思うまでが、人間のサガである。
この習性を活かすのだ。
多くのケースでは、模範解答にこだわるあまり、
全部やろうとして挫折するが、
いったんできる範囲だけに特化すると、
あっさりうまくいくケースや、
勝ちパターンを横展開できるケースは、
実は少なくない。
現実解。
プロはほぼ確実に、できる範囲だけに絞り、勝ちパターンで大活躍している。
チームプレーで得意技を出し合うほうが、勝率が明らかに高い。
追記。
できる範囲に特化すると、今すぐ使える勝ちパターンがあちこちにあると気づける。
ボックスコックスネット、遠藤武。
