起業の成功とは、「N=1グサリ」である。New

daily15 審美眼。

起業の成功とは「N=1」というたった1人に、

「グサリ!」と刺さって欲しい!となることである。

 

100人のうち「99人は知らんぷり」でよく、

「たった1人から依怙贔屓される」という意味だ。

 

これは認知されるとか、好かれるとか、ありきたりなものではない。

「N=1グサリ」で「欲しい!」と刺さる、

プレミアムな依怙贔屓が全てなのである。

 

起業でついうっかり万人ウケすることを狙いがちだが、

万人ウケとは「資本の大きさ」を活かすことである。

これはコンビニコーヒーか缶コーヒーのような競技種目である。

起業でこのような万人ウケする値決めをするのは、完全な負けパターンだ。

缶コーヒーやコンビニコーヒーの値段で、

自家焙煎コーヒーを起業して売ろうとすると、

人件費はおろか、そもそも家賃すら払えなくなる。

直感に反するかもしれないが、

商品やサービスに「お客様の成功」を立て付け、

一定以上の高額で、

100人中1人に「欲しい!」と刺さるように売ることがコアである。

 

起業するとは、

その「N=1グサリ」を得るために行動を重ね、

既存の勝ちパターンを横展開やTTP(徹底的にパクる)することにある。

 

よくある話だが、

新しい商品をしっかり作っても、

大多数の人に「いらない」と断られることがある。

これは色々な捉え方が可能だが、

お客様の成功という、

「誰のどんな悩みを解決する?」

を定めきれていないケースが多い。

 

いっぽう、しっかりお客様の成功を定めると、

・その人にとっては個人的にいらない

・品質を維持し高価格にしても他の人なら買ってくれる

という実情が明らかになる。

この事実を素直に認め、

「欲しい!」と直ちに買ってくれる人を愚直に見つけ出すのである。

そのために勝ちパターンをガンガン試し、TTPし、

お客様の成功を定めることで「N=1グサリ」していくのだ。

 

そもそもだが大多数の人は、

「お客様の成功」を定めずに、

10人や20人や50人に断られ、

途中で心が折れて諦めてしまう。

「N=1グサリ」に行きつかないまま終わる。

これはもったいないが、あるある話だから、

ちゃんと「お客様の成功」を勝ちパターン横展開やTTPで定めれば、

あとは数をこなすと勝ちやすくなる。

 

追記。

「N=1グサリ」をしっかり想定した上で、

99%に断られることを確保して行動を重ねれば、

思いのほか有利な土俵を築けてしまう。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・社長向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています。

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて「仕組み化とデータ分析」の見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています。
(2025年7月に70回を超え、同誌における単独連載回数の記録を更新中。書籍発売予定)

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