ストレートに言うと、実力のある人ほど、
自分のアイデンティティを確立し直したほうがいい。
自分のチカラをどうやって活かすかは、常に再考してナンボだ。
現実解。
サラリーマンや専門職や経営者という枠に押し込むと、
仕事の要件を他人や常識に決められてしまう。
もし行き詰まりを感じるのであれば、
「どうやったらここまでのチカラを活かせるかな?」
ということを再考しよう。
アイデンティティの確立とは、本気の自問自答だ。
自問自答できるなら、どれほど疲れていても、
アイデンティティの確立という結論で、必ず立ち直れる。
私が外資企業や日系企業含め、5回以上転職・移籍したのは、
職務要件(job description)は、
常に他人に決められていると知っていたからだ。
スキルでも経済面でも成長できないと感じたら、
次に動いたほうがお得だと知っていたからだ。
逆に言えば、職務要件があるからこそ、
その枠について徹底的に成長出来るのである。
枠を得たら、枠をぶっ壊すことで、次に進めばいい。
いちど作ったアイデンティティは、
必ず壊して、そしてまた作るためにある。
創造的破壊からしか、成長することができないのは、
その人に実力がある証拠だ。
「私はお金の面だけは成長できなくて…」
これが口癖の人は、率直に言って、まず「だけ」ではなく、
トータルで実力がないことを素直に認めるしかない。
売上からお金をつくることができないというのは、ただ単に、
誰かが決めた一兵卒の職務要件の代行しかできないだけだ。
もし経営者であれば、腹をくくってプロにお金を払い、
本気で成長の支援を乞う以外にない。
実力のなさを認めることは、アイデンティティの創造的破壊だ。
素直になれば、創造的破壊を通じて成長できる。
実力がある人ほど、さっさと事実に気づいて、
「やっべえ!!」と冷や汗をかいて、
二度と冷や汗をかかないよう、行動に移している。
冷や汗をかき続けるのは、絶対によろしくない。
私も例外ではなく、バカな失敗を繰り返して冷や汗をかいて、
二度と冷や汗をかかないよう、行動し続けている。
冷や汗防止というのは、後ろ向きな脅し方だから、
運動していい汗をかく形で、上書きしてしまえばいい。
入り口が後ろ向きだったとしても、
チカラを活かすために再考していれば、
前向きにアイデンティティの確立が出来るんだよね。
boxcox.net、遠藤武。