物事が上手くいくときは、得てしてシンプルである。
物事が上手くいかないときは、得てして無駄に複雑だ。
上手く行かないなら、理由付けをバッサリ減らそう。
現実解。
何かが上手くいくときほど、
あっさりと乗り越えてしまっているものである。
「上手くいく理由」と言っておきながら、
実は理由付けなんかないなんだよね。
何となくもっともらしい理由をつけるなら、
才能があるからと言ってもいいし、
素直に愚直に取り組んだ結果だと言ってもいいが、
理由付けすればするほど無駄が増えて複雑になり、
そのどれもが「間違ってはいないけど、ドンピシャでもない…」と、
微妙な空気を誘ってしまう。
そりゃそうだよ、上手くいっていると気づいたら、
言い訳していないんだもの。
この逆。
上手くいかないときほど理由付けが多いのは、
単に素直に行動していないからだ。
ストレートに言ってしまえば、
上手く行っていない事実を、
ついうっかり隠そうとしているだけである。
これも人間のサガではあるが、
大多数がついうっかりハマる人間のサガを超え、
怜悧な少数派になったところにこそ、
理屈抜きに「上手くいく」という成果が出るんだよね。
売上を立てるためのマーケティングにしても、
そこに至る理屈や方法は無数にあるから、
ハガキでもニュースレターでも、
紹介営業の誘導でも、
サービスの建付けでも、
試行錯誤した結果論でいいから、
自分にあったものを選べばいい。
無数の言い訳をバッサリ切り捨てるよ。
物事が上手く行っていないのは、
・単に質が低いだけ
・単に回数が足りていないだけ
・単に「やらない理由」を言い訳しているだけ
の3つ全てか、いずれかなんだよね。
これを素直に認めたくないとか、
今やっていることと本当にやりたいことににズレがあって、
本当にやりたいことを曖昧にしているから、
余計に質も低くなるし、回数が足りなくなるし、
「やらない言い訳」に知恵を使う人間のサガが発動する。
これをぶった切って3つのどれかにタグ付けすれば、
上手くいくためのクセがつく。
理由付けより、クセ付けのほうが大事ということだ。
boxcox.net、遠藤武。