上手くいく理由、上手く行かない理由。

daily5 爽快感。

物事が上手くいくときは、得てしてシンプルである。

物事が上手くいかないときは、得てして無駄に複雑だ。

上手く行かないなら、理由付けをバッサリ減らそう。

 

現実解。

何かが上手くいくときほど、

あっさりと乗り越えてしまっているものである。

「上手くいく理由」と言っておきながら、

実は理由付けなんかないなんだよね。

何となくもっともらしい理由をつけるなら、

才能があるからと言ってもいいし、

素直に愚直に取り組んだ結果だと言ってもいいが、

理由付けすればするほど無駄が増えて複雑になり、

そのどれもが「間違ってはいないけど、ドンピシャでもない…」と、

微妙な空気を誘ってしまう。

そりゃそうだよ、上手くいっていると気づいたら、

言い訳していないんだもの。

 

この逆。

上手くいかないときほど理由付けが多いのは、

単に素直に行動していないからだ。

ストレートに言ってしまえば、

上手く行っていない事実を、

ついうっかり隠そうとしているだけである。

これも人間のサガではあるが、

大多数がついうっかりハマる人間のサガを超え、

怜悧な少数派になったところにこそ、

理屈抜きに「上手くいく」という成果が出るんだよね。

売上を立てるためのマーケティングにしても、

そこに至る理屈や方法は無数にあるから、

ハガキでもニュースレターでも、

紹介営業の誘導でも、

サービスの建付けでも、

試行錯誤した結果論でいいから、

自分にあったものを選べばいい。

 

無数の言い訳をバッサリ切り捨てるよ。

物事が上手く行っていないのは、

・単に質が低いだけ
・単に回数が足りていないだけ
・単に「やらない理由」を言い訳しているだけ

の3つ全てか、いずれかなんだよね。

これを素直に認めたくないとか、

今やっていることと本当にやりたいことににズレがあって、

本当にやりたいことを曖昧にしているから、

余計に質も低くなるし、回数が足りなくなるし、

「やらない言い訳」に知恵を使う人間のサガが発動する。

これをぶった切って3つのどれかにタグ付けすれば、

上手くいくためのクセがつく。

理由付けより、クセ付けのほうが大事ということだ。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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