感情と勘定。

daily6 人と技術と成長。

仕事には、2つの「かんじょう」が欠かせない。

感情を欠いてしまうと、そもそも続かない。

勘定を欠いてしまうと、そもそも始まらない。

 

現実解。

感情を欠いた仕事は、率直に言って熱量やロマンが足りない、ただの労働だ。
その程度の仕事であれば、代わりが見つかってしまう。
ただの労働を放っておくと、マーケティング上の価値がゼロになり、忘れ去られる。

かといって、口汚い発言を繰り返して炎上させれば済むものでもない。

 

勘定を欠いた仕事は、率直に言って人・モノ・お金・情報が足りない、時間の無駄だ。
仕事の全ては、人・モノ・お金・情報を掛け算した「座組み」で決まる。
「座組み」が弱い状態とは、マネジメント上の価値がゼロであり、尻すぼみになる。

かといって、無理やり引き合わせてしまえば済むものでもないが。

 

面白いことに、仕事が上手くいくとき、仮に感情と勘定のいずれかが弱くとも、
「感情は私がカバーしよう」「勘定はこちらで補おう」という視点さえあれば、
お互いの弱みを、お互いの強みで、徹底的に穴埋めできる。

これを「事実としてわかっちゃいるんだけどなあ…」と言い出してごまかす人が多い。
自分の弱みと、自分の強みを、痛々しいまでに徹底的に知らねばならないからだ。

 

逆に言うと、これらに本気で組もうとする人はそう多くないから、
小さく自作自演で取り組むだけでも、大チャンス。

ちょっとした勇気のタネにうっかり誘われれば、
物事はいくらでも始まり、物事はいくらでも続き、
単なる仕事を遥かに超えた仕事ができる。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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