経営の仕組み化は、人間あってのもの。

daily6 人と技術と成長。

仕組みを細かくしすぎると、かえって機能不全に陥る。

それもそのはず、実際に仕組みを使う人間が「いやだ!」となるからだ。

経営の仕組み化は、関わる人間に「ラクだ…!」と感動してもらうためにある。

 

現実解。

・当事者意識が持てる。
・ラクにならないことはしない。
・即断即決できる。

この3つが備わっていれば、経営の仕組み化は上手くいく。

逆に言うと、この3つが備わっていない仕組み化は、害毒である「仕組み禍」だ。

誰だって、押し付けられたら「いやだ!」となる。
であれば、ついうっかり我ごととして出来るよう、巻き込んでいけばいい。

かつ、今の仕事でラクをするポイントを探すゲームに、
文字通り仕事の全てをゲームチェンジしてしまえばいい。
そのために、経営者もスタッフも即断即決すればいい。

例えばマニュアルを作るにしても、
誤解や間違いはどうがんばってもゼロにできないのだから、
それなら即断即決して「まず1〜3割の完成度でいいよ」とカジュアルに始める。
たったそれだけで「やってみようか」というやさしい発想から始められる。
その上で「わかりづらいところは、追って直していこう」
「わかりづらいのは、そもそもお互い様だよね」
「お互いレビューして、完成度を6〜9割に上げよう」という具合に、
がんばらないがんばり方にフォーカスできるのである。

そのようなひと工夫だけで、嫌な思いを伴う無駄な努力が、
努力に見えない努力にゲームチェンジする。
それどころか、マネジメント的に見ても、
「マニュアルを作ることを内製化できる」
「マニュアルをアップデートすることも内製化できる」
というメリットを取れるため、仕組みと文化がそっくり組織に残る。
これは「見えない資本」であり、すべての企業の強みの源泉だ。

人間の本音を中心に据えてしまえば、
誰だって「やってみよう!」という気分になるのだから、
これを活用する方法は、リーダーにとって必修だよ。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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