本当にやりたいことなんて、
大多数は探しているうちに迷って一生を終えるよ。
本当にやりたいことは、手当り次第に挑戦と失敗を重ねて、
挑戦と失敗に楽しさが見え、浮き彫りになった結果論というだけだ。
現実解。
挑戦と失敗を重ねていると、
次もやりたいことや、
次もやるべきことや、
二度とやる必要がないことが、
自然と見えてくる。
次のToDoが自ずと浮き彫りになるということだ。
この流れを掴んだら、
本当にやりたいことなんて実はそう多くないと、
一発でよく分かるだろう。
名を成しているプロほど、
自分がやらなくてもいいことは一切やらないし、
不快に思ったことは一切触れないか、
不快に邪魔されないよう電光石火で完了する仕組みを作る。
経営者であっても、文筆家であっても、これは全く同じことだ。
やりたいことを探しているうちは、
挑戦もしていないし、
失敗もしていないのである。
迷ったら先に「やって後悔しろ」とは、
耳にタコができるほど言われている。
これは「やって後悔したことしか、人間は納得できない」という意味だ。
もちろん徹底して素直に読書から学んで、
挑戦も失敗も先取りすることは出来る。
読書量が小さく狭い場合は、
「やって後悔」することを優先しつつ、
そこから読書を後追いさせて納得を得るといい。
僕が物事を指南するときは、
マネジメントでもマーケティングでも、
試験対策の指導でも、
単に読書量から学べるのか、
「やって後悔」から学べるのか、
見極めて接している。
「やって後悔」から学べるほうが、
ものすごく素直なので、
一気に伸びていくんだけどもね。
話を戻そう。
本当にやりたいことは、
無理やり探して無理やり叶えるのではなく、
後悔した先に浮き彫りになるんだよ。
本当にやりたいことをやっている人が、
心底幸せそうなのは、
後悔で予習しているからなんだよね。
後悔から来る怨念があり、
かつ怨念を素直に直視しているからこそ、
怨念を乗り越えて、
その先のステージを歩めるのだ。
後悔から来る怨念を乗り越えているのだから、
勝手に幸せになるしかないよね。
本当にやりたいことは、
優等生的に下から上を目指す物事ではなく、
ドロップアウトして上から下を拾い上げる物事だ。
そこには自分の主観しかないから、
納得ばっかりで楽しい。
外資コンサルティング会社のパートナー(共同経営者)になる道を捨て、
「中小企業経営者の人はただただ楽しそう」と、
20代で独立した人がいるけれど、
ドロップアウトから本当にやりたいことが浮き彫りになるとは、
素直に楽しそうなことを優先する発想なんだよね。
boxcox.net、遠藤武。