物事をうまく運ばせるには、先回りする勇気が必須である。
先に、ヘタクソでも仮の解答や流れを作っておいて、
模範解答とすり合わせればいい。
現実解。
うまく行かない状態は、先回りしきれていない。
先回りしきれていないということは、
単なる勉強不足か、
単なる勇気不足のどちらかだ、
勉強不足なら、知識を溜め込んで真似してアウトプットすればいい。
勇気不足なら、無理やりでもいいから今の段階での答えを定めて、
模範解答からの大ハズレを一切気にせず、思い切って仮説から動けばいい。
「私は今まで受けたすべてのテストでケアレスミスは1度もなく、全部100点満点でした」
そう答える人は、ほぼゼロだろう。
真面目にやればやるほど、心理的にしんどさが先行するからだ。
だからこそ、満点を狙うには、手短に仮説を立ててみたり、
心理的に落ち着く流れを作ったりと、
ハズレを気にしてしまわない工夫が必要だ。
ハズレを気にして「何が何でも満点!」と思わない、
そんな「ハズしてもまあいいや」という勇気を持つからこそ、
リラックスして、逆説的に満点が狙えるのである。
先回りする勇気とは、
このように前提を用意しておくことだ。
単に「満点!満点!」と言い出すのは、
単なる野蛮人であって、
それは勇気とは程遠いし、
徹底して先回りするような、
気楽さや細やかさもない。
先回りして、
昨日よりも今日、
今日よりも明日と、
敢えて気楽になって、
勇気が出せるとしたら、
もっと遠くまで世界を広げて成長できる。
力んでいたら、
楽器をいい音色で響かせることもできない。
力むより、気楽になる勇気があるほうが、
結果オーライなんだよね。
間違った地点から復習して学ぶことは、
本質的には「結果オーライ」を短時間で得る勇気なのだから、
先回りしておくことがお得かが腹落ちできれば、それだけで強い。
boxcox.net、遠藤武。