「学生気分から早く抜け出して、社会人になれ」
これを言い出す人や組織ほど、
実は学んでいない状態だ。
大学や大学院で学んで知的生産できる人ほど、
学生のときに学んでいる知的生産の作法が、
どれだけ社会に出て役立つかを弁えている。
そもそも自分で動かないと、知的生産は鍛えられない。
また、知的生産で用いる論文やレポートの技術は、
そのままビジネス文書に適用できる。
理系文系の両方に通じたリベラルアーツは、
どの分野でも活躍できる基盤だ。
学生であることを淡々と孤独に生かすだけで、
社会や仕事で使えるスキルは簡単に得られるのだ。
むしろ社会人のほうこそ、
飲み会で群れることに慣れ切ってしまい、
気分という言葉で誤魔化していないだろうか。
社会人こそ、
「気分ではなく、本当の意味で学生になる」
ことで、成長できると直感できたら、
その人は確実に抜きん出られるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。