嫌々やるだけで、
思考と行動のレベルが下がり、
ハードルが上がってしまう。
これを防ぐには、
・嫌々やる必要のある物事は実力をつけて突破する
・嫌々やる必要のある物事を素直に断る
・嫌々やる必要にある物事をやらなくて良い仕組みを用意する
しかないんだよね。
真面目な人ほど「実力をつけて突破する」だけを考えがちだ。
この考え方は美しいが、
それだけでは工夫がなく、
何より息切れしてしまっては元も子もない。
であれば、思い切って最初から断ってしまうか、
それすら疲れるなら、外注したり協力先を見つけて、
別ルートを作ってしまえばいい。
嫌々やらずとも、
他のルートに助けてもらえばいいのだ。
今やっている仕事や専門分野で実力があるなら、
その分野を欲している人や、
興味を持ってくれた人に、
助けて貰えばいい。
実力がないなら、
実力がないことを認め、
等身大で孤軍奮闘すればいい。
必死に不器用に素直にやっている姿は、
実のところかわいげがあり、
「どうにか助けてやれないものか」
と実力者から思ってもらえる可能性が高くなる。
要は「自分もああだったよね」と思ってしまうのだ。
現に素直にやっていて困っている人を、
自分も助けることがあるし、
そのおかげで逆に助けられることも数多くある。
学問に王道なしとは良く言ったものだが、
人生とは別ルート作りこそ王道であり、
基礎的な知識が身に付いたら、
別ルートを作ってカバーすることを常に考えたほうが、
トータルでラクであり、
かつ成果が出やすくなるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。