オワコン(終わったコンテンツ)化があるところに、
ふとしたはずみで、異分野からのイノベーションが突然出てくる。
手詰まりのマンネリ状態とは、実は外から見ればチャンスの塊なんだよね。
現実解。
古臭いところには、既得権がある。
既得権が何らかの理由で死に絶える瞬間、
もともとそこにあった疑問が集まり、イノベーションとして機能する。
物事のオワコン化とは、イノベーションの始まりなのである。
シンプルに「既得権が死に絶えて、新しい物事が生まれた」と、
言い換えてしまうことができるものは、数限りない。
歴史で言えば、宗教の発明も、免罪符の発明も、政教分離の発明も、
共通している点として、その当時の既得権がオワコン化し、絶滅したと表せる。
「これっておかしいよね…?」がその場についてまとうとき、
そこには多かれ少なかれイノベーションの種があり、
時流に乗り切れず死に絶える物事を上書きしていくんだよね。
この前提を常に意識しておくことには、意味がある。
「自分から湧き出る疑問は、そもそもオワコン潰しかもしれない」
という勇気ある仮説を持つことができると、ただ強いのだから。
boxcox.net、遠藤武。