「やらないとマズい!」にも関わらず、
知識や理解が追いついておらず、
業界内の旧い商習慣を旧いものだと認識できないためだ。
「IT業界内でも新旧が混ざり、商習慣が分断している」
という厳然たる事実は、
昔からの小規模企業だと気づきにくい。
例えば、
もはや古臭く時代遅れの会計システムが挙げられる。
具体的には、
オンプレミス(自社サーバーあり)のシステムを延命させるために、
アップデート導入費用で数百万円をふんだくっている。
抜本的な解決策など絶対に告げない。
税理士の先生も同調してしまい気づけない。
これはクラウドベースのSaaSのような、
月数千円で自動化やデータ連携できるシステムとは真逆の発想だ。
徹底してストレートに言うと、
勉強不足につけこまれるのである。
旧いIT企業は規模が大きければ大きいほど、
昔からの小規模企業に事実を告げず、
情報格差でだまくらかす流れが横行しているのだ。
特に社名や商品名や売り方が、
昭和の名前で出ていますと言わんばかりの古臭いIT企業の場合、
規模を問わず赤信号寄りの黄色信号だと言っていい。
誰もそんなことは教えてくれないが、
旧いものは旧いと言い切るしかない。
昨今でクラウドベースのSaaSが流行っているのは、
そんな古臭いシステムや企業を取り替えるだけで、
簡単に勝ちにいけるという事実が、
頭のいい層にバレたためだ。
現実解。
DXやデジタル化は、
新しいものを追いかけたほうが、
確実に得をできる仕組みになっている。
この前提を念頭に置いておこう。
追記。
「温故知新はないの?」と聞かれたら、
「数学やデータベースやプログラミングを知っておけばいい」
と即答している。
とはいえこれらは身につけるのに時間がかかってしまい、
解決までのハードルが爆上がりしてしまう。
ということは、
「できるだけ新しく、ユーザに寄り添ったサービスや解決策」
を追いかけたほうが、
DXやデジタル化は進みやすくなる。
追記の追記。
進みづらいほうが、
モタつく連中の淘汰が進んで、
むしろプラスになるという側面もある。
ノロノロしている人に合わせないことは、
時代を超えた原理原則だ。
boxcox.net、遠藤武。