「逃げること」の本音

daily0 本音たち。
いま目の前にある現実に対してリセットボタンを押し、生存可能な別ルートを作ることが、逃げることの究極の効用だ。

自分ではどうしようもない状況に直面したとき、無駄な戦いを積まずに逃げることは、兵法三十六計走為上にあるような基本的な動き方である。

ここで重要な点を挙げよう。

さっさと逃げられる人は、
・非常に優秀な軍師
・とんでもない罪人
のいずれかということである。
 
後者はそもそも「無駄な戦いを作って、挑戦もせず、自由であるための責任を果たさない」ため、論外だ。

布石として明確に認識すべきは、
逃げることは、現状をごまかすことや、責任を果たさないことや、挑戦しないこととは全く異なるんだよ
という点である。


何ら罪に問われず、法的にも問題なく、自分にとっての挑戦にすらならないのであれば「誰に何と言われようと、あなたにはいつでも逃げる権利がある」と心得ておこう。

法律や判例は、正直者が的確に逃げて効用を得るための友達なんだよね。

逃げた先で、面白いことに挑戦しよう。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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