「あなたはレベルnです。つぎのレベルに上がるには、xの経験値が必要です。」
このような表示をゲームで良く見かける。
現実には、スキルなどのレベルも、次に上がるための明確な指標も、このように数値化しようがない。試験問題や、学校のカリキュラムの進捗は、あくまで「試験やカリキュラムが定めるレベル」の支配下という条件付きだ。
つまり総合的な実力については「あなたはレベルnです」と、数値で判断をするまでには至りようがない。
そのかわり、現実解として、
「今の自分に何が足りないか?次に目指すレベルはどこか?」
「これが終わったら次は何が足りず、そのときに目指すレベルはどこか?」
という発想を常に保ち続ければ良い。
数値の指標はなくても「スキルや知識のある/なし」でレベル上げをすればいいということだ。
この発想のパワーソースは、知的好奇心と行動力と表現力だ。
知りたいものがあり、それを仕入れるために動き、それを自分のモノとして表現するために悪戦苦闘する。レベル上げの発想を、このように楽しめばいい。
仮にこれを無くしてしまえば、中途半端なサブキャラだとか噛ませ役に留まる以外になくなってしまう。
まさしくゲームの通りなんだよね。