「うじうじ悩む」のは、自ずとブレインストーミングしているということだ。
悪いことだとか、正々堂々としないことのように感じてしまうが、実は真逆である。
ブレインストーミングしたくてたまらない状況だと、本心で気づいているからこそ、ついうじうじ悩むのだ。このとき、「へただなあ」「いい加減だなあ」「デタラメだなあ」という感覚が湧き出ても、一切恥ずかしがることはない。
ただ堂々と「うじうじ悩んでいる!」と思いっきり認めればいい。遠慮など全くいらない。
それこそ、自分で自分を笑い飛ばすくらいの豪放さを持つ大豪傑の役があり、そのオーディションを受けているとでもイメージすればいい。
堂々とうじうじ悩んで、堂々と頭と身体に同じくらいの汗をかいて、堂々とぐっすり眠ろう。それ以外のことは、全部切り離してしまおう。どことなく気恥ずかしく、そして窮屈に感じるのは、「今の自分の枠の外」に出ようとしているためである。
人は誰も、OSの定期アップデートのごとく、悩みから成長する機会が用意されている。情報に対する反応力が、ずば抜けて高い人ほど、この機会が多いと言っていい。
悩みなんて、どうせ誰しも定期的に経験することなんだから、堂々と構えたほうがスッキリとアップデートして、楽しく過ごせるんだよね。