自分が間違っていることに頻繁に気づき、
主張を引っ込めて方向転換できることが素直さだ。
他人の間違いに頻繁に気づいて指摘するだけの人は、
ひねくれているだけでしかない。
素直であり続けるためには、主張すると同時に、
柔軟性や適応能力が大切ということだ。
かといって、誰かに媚びへつらうわけでもない。
結局、自分が間違っていることに頻繁に気づくには、
知識を集めた上で、自分の頭で考えて、
その上で行動するしかない。
不思議なことに、知識を集めるだけでも、
自分の頭で考えるだけでも、
行動するだけでも、成り立たない。
バランスを思いっきり崩し、
他方でバランスをしっかり取るような、
そんな振幅のある人が素直であり続けられる。
バランスを崩したら素直にバランスを取ればいいし、
バランスが良すぎたら素直にバランスを崩せばいい。
振幅がある状況を、素直に見定めることが出来れば、
こうやって矛盾を楽しむことが出来るようになるんだよね。