「プログラミング学習」への本音

daily0 本音たち。

プログラミングの学習サービスが、数多く世に出されている。

オンラインであれ通学であれ、
プログラマーの三大美徳とされている怠慢短気傲慢は、
どの学習サービスでも今のところカバーされていない。

これは、いずれの学習サービスも、
コードの基本的な挙動を知って、
ウェブサイトやウェブサービスのクローンを作るという、
限定的なレベルに留まっているためだ。

要は、いろいろなものを作るプログラマーではなく、
あまり楽しそうに知的生産していないコーダーなのである。

自分はというと、父親から、
「面倒なことはコンピューターに任せて楽をしょう」
「楽しむためにプログラミングをしよう」
「プログラミングで世界を征服しよう」
と教わった。

これは怠慢短気傲慢の、父親なりの解釈だと思っている。

プログラミング学習に当てはめると、
・基本的な挙動をブラウザで知る(怠慢)
・手を動かす前に本を読み漁る(短気)
・面白そうなクローンサイトやサンプルコードをひたすら動かして網羅性を高める(傲慢)
ということを、組織や人間関係や学習サービス抜きにして試せばいい。
そしてそれを、日々の問題解決や知的生産に使ってしまえばいい。
これだけでしかないということだろう。

かつての自分の本音を言ってしまうと、
父親はプログラミングを楽しそうにしていたものの、
組織や人間関係や知的好奇心の部分では楽しそうには見えなかった。

正直に言うと、この影響で、
「プログラミング=つまらない場所でやらされるもの」
と誤解してしまっていた。

自分が数理統計学という近い分野に逃げたのは、
そんな原体験があったからだ。

実のところ、数理統計学を用いて自分で作って売り込んだサービスも、
結局は父親から教わった発想に当てはまっていたんだよね。

一旦完全に誤解して逃げたけれど、それもまた人生ということだ。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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